『ティム・クック』のスタンフォード大学祝辞から学ぶ英会話 (全訳)

スピーチのスクリプトと全訳

Apple最高経営責任者
ティム・クック

2011年8月にスティーブ・ジョブズの後を継いでAppleの最高経営責任者(CEO)に就任した経営者として有名だと思います。彼は、ジョブズがいなくなったあともアップルを成長させ、今日まで画期的な商品や大きな利益を生み出し続けている。iPhoneシリーズだけでなく、iPad ProやApple Watchなどもヒット商品を生み出した。

今回紹介するスピーチの舞台はジョブズの出身校であるスタンフォード大学の2019年度の卒業式で、ジョブズの後継者であるティム・クックが祝辞を行った際のスピーチです。スピーチ全体の本質は、「成功を収めるために、失敗や間違いから学ぶこと、そして責任をとることを正しく理解することがいかに重要か」ということです。

本記事ではスクリプトのみ紹介します。フレーズ紹介は下記のリンクから確認してみてください!

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参考動画 “スタンフォード講演|ティム・クック”

スタンフォード講演|ティム・クック

英語スクリプト

Part1

[1]Graduates, at the very least, learn from these mistakes. If you want to take credit, first learn to take responsibility.

[2]Now, a lot of you, the vast majority, won’t find yourselves in tech at all. That’s as it should be.

[3]We need your minds at work far and wide, because our challenges are great, and they can’t be solved by any single industry. No matter where you go, no matter what you do, I know you will be ambitious.

[4]You wouldn’t be here today if you weren’t. Match that ambition with humility – a humility of purpose. That doesn’t mean being tamer, being smaller, being less in what you do.

[5]It’s the opposite, it’s about serving something greater. The author Madeleine L’Engle wrote, “Humility is throwing oneself away in complete concentration on something or someone else.

[6]In other words, whatever you do with your life, be a builder. You don’t have to start from scratch to build something monumental. And, conversely, the best founders – the ones whose creations last and whose reputations grow rather than shrink with passing time – they spend most of their time building, piece by piece.

[7]Builders are comfortable in the belief that their life’s work will one day be bigger than them – bigger than any one person. They’re mindful that its effects will span generations. That’s not an accident. In a way, it’s the whole point

[8]Graduates, being a builder is about believing that you cannot possibly be the greatest cause on this Earth, because you aren’t built to last. It’s about making peace with the fact that you won’t be there for the end of the story.

日本語訳は「➕」ボタンを押せば表示されます。

Part1:日本語訳
[1]卒業生の皆さん、これからしっかりと失敗から学んでください。収めた成功を自分の手柄にしたければ、まず責任を取ることを覚えることが重要です。

[2]皆さんの多くは、自分が技術領域で働くことはないでしょう。それは当然のことだと思います(スタンフォード大学はどちらかというと文系、医学科目が強いため)。

[3]私たちは、みなさんが広く、様々なことに関心を持つことを期待しています。なぜなら、現在私たち(人類)が抱える課題は極めて大きく、単一の分野の知識や技術で解決できることはほとんどないからです。皆さんがどこに行っても、何をしても、野心的・挑戦的であるだろうと理解しています。

[4]そうでなければ、今日のあなたたちはここにいないでしょう。その野心に加えて、目的に対する謙虚さを身につけてください。謙虚があなたの人生の目的だと考えてください。この言葉は、「てなづけられて小さくまとまれ、消極的になれ」という意味ではありません。

[5]それは逆に、ないかもっと偉大なことのために働けということです。作家のマドレーヌ・レングルは次のように書きました。「謙虚さとは、何か、あるいは誰かに完全に集中して自分を投げ出すことである 」と。

[6]言い換えれば、あなたが人生で何をするにしても、創造者になりなさいということです。何かをゼロから始メル必要はありません。逆に、最高の創造者とは、その創造物が永続し、評判が時間の経過とともに縮小するのではなく成長する人たちであり、一つ一つ目の前のことに取り組みながら、ほとんどの時間を費やしているということです。

[7]創造者は、いつか自分よりも、一人の人間として偉大なものになるという信念を持っています。さらに、彼らは、彼らの信念を込めた作品が何世代にもわたって影響力を持ち続くと信じています。それは偶然ではありません。ある意味では、それが全てなのです。

[8]卒業生の皆さん、創造者になるということは、自分がこの地球上で最も偉大にはなり得ないと信じることです。それは、自分が物語の終わりにはいないということが人生の本質だからです。

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Part2

[1]That brings me to my last bit of advice. 14 years ago, Steve stood on this stage and told your predecessors: “Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life.” Here’s my corollary: “Your mentors may leave you prepared, but they can’t leave you ready.

[2]When Steve got sick, I had hardwired my thinking to the belief that he would get better. I not only thought he would hold on, I was convinced, down to my core, that he’d still be guiding Apple long after I, myself, was gone.

[3]Then, one day, he called me over to his house and told me that it wasn’t going to be that way. Even then, I was convinced he would stay on as chairman. That he’d step back from the day to day but always be there as a sounding board. But there was no reason to believe that.

[4]I never should have thought it. The facts were all there. And when he was gone, truly gone, I learned the real, visceral difference between preparation and readiness. It was the loneliest I’ve ever felt in my life by an order of magnitude.

[5]It was one of those moments where you can be surrounded by people, yet you don’t really see, hear or even feel them. But I could sense their expectations. When the dust settled, all I knew was that I was going to have to be the best version of myself that I could be.

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Part2:日本語訳
[1]そこで、最後の助言です。14年前、スティーブはこのステージに立ち、皆さんの先人たちに「あなたの時間は限られています。他人の人生を生きることで時間を無駄にしないでください。」と伝えました。ここで、私からの補足として、「指導者はあなたに準備をさせておくことはできても、あなたに準備をさせておくことはできません。」と付け加えたいと思います。

[2]スティーブが病気になったとき、私は彼が回復すると固く信じていました。彼が持ちこたえてくれると思っていただけでなく、私自身が将来退任した後も、彼がAppleを導いてくれると心の底から確信していました。

[3]しかし、ある日、彼は私を自宅に呼び、「君の思ってるようにはいかないだろう」と言ったのです。それでも、私は彼が日々の仕事からは引退したとしても、いつも経営陣として存在すると信じていました。しかし、それを信じる根拠は何もなかったんだけどね、当たり前にそう思ってたのです。

[4]彼が亡くなることなんて考えもしなかった。でも、事実はすべてそこにありました。そして、彼が実際にいなくなってしまったとき、私は準備することと準備できていることの差を身にしみて感じました。これまでの人生で最も孤独を感じました。ものすごい寂しさでした。

[5]それは、人に囲まれていても、見えない、聞こえない、感じられない、そんな瞬間だった。しかし、そんな中でも、私は彼らの期待に気づきました。こんな状況でも、私にできることを一つ一つ小さなことを積み重ねて、私は自分ができる限り最高の自分でなければならないと思いました。

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Part3

[1]I knew that if you got out of bed every morning and set your watch by what other people expect or demand, it’ll drive you crazy. So what was true then is true now. Don’t waste your time living someone else’s life.

[2]Don’t try to emulate the people who came before you to the exclusion of everything else, contorting into a shape that doesn’t fit. It takes too much mental effort – effort that should be dedicated to creating and building. You’ll waste precious time trying to rewire your every thought, and, in the mean time, you won’t be fooling anybody.

[3] Graduates, the fact is, when your time comes, and it will, you’ll never be ready. But you’re not supposed to be.

[4]Find the hope in the unexpected. Find the courage in the challenge. Find your vision on the solitary road. Don’t get distracted.

[5]There are too many people who want credit without responsibility. Too many who show up for the ribbon cutting without building anything worth a damn. Be different. Leave something worthy. And always remember that you can’t take it with you. 

[6]Thank you very much. And Congratulations to the Class of 2019!

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Part3:日本語訳
[1]毎朝ベッドから起きて、他人が期待したり要求したりする通りに自分の時計や動き方を合わせていたら、それはあなたを狂わすでしょう。この考えは昔から今までずっと真実として知られています。他人の人生を生きることで、あなた自身の時間を無駄にしないでください。

[2]先人たちの真似をしようとしないでください。それは他の全ての可能性を排除することであり、自分に合わない型に、自分自身を無理矢理入れることになってしまいます。それはとてつもない時間や努力を浪費してしまいます。本来、創造や構築に費やすべき時間や精神的な努力を、です。皆さんの全ての考えを変えるのに貴重な時間を費やすことになるでしょう。その間、あなたは誰にも勝つことはできないでしょう。

[3]卒業生の皆さん、将来的に、皆さんが成功のために重要な選択や決断を迫られる場面に直面した時、皆さんはそれらに向き合うための万全の準備は決してできていないと思います。完璧な準備なんてできないのです。

[4]だからこそ、思いも寄らない状況の中でも希望を見出してください。挑戦を続けながら勇気を見つけてください。孤独な道を歩く中で自分の理想像を見つけてみてください。決して何にも惑わされないでください。

[5]責任を負わずに、名声や成功を得ようとする人があまりにも多すぎます。価値のあることを何も成し遂げずにです。こんな人のようにはならないでください!価値のある何かを残すように頑張ってください。そして、生きている間になし得た功績や成功は天国には持っていけないからこそ、次の世代に伝えるようにしてください。

[6]どうもありがとうございました。そして、2019年のクラスの皆さん、おめでとうございます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

ティム・クックのビジネス観や彼の人生、若者に期待するものを非常に力強く語ったスピーチ、それらの話の中から様々なフレーズを学ぶことができると思います。人生哲学やビジネスを学べるだけでなく、英会話も向上するなんで一石二鳥だと思いませんか?

今回は、「ティム・クック」のスピーチに登場する便利な英会話フレーズを紹介しました。次回作も楽しみにしながら「有名人のスピーチから学ぶ英会話」を楽しんで観てください。

このブログを通して、一緒に勉強する中で「このフレーズを紹介して欲しい!」「このフレーズってどう応用できますか?」などの質問や、「次の作品は〇〇がいいです!」などのリクエストも随時お待ちしてます。SNSやこのブログ上でも、お気軽に連絡ください。

「Life Is Short」
私たちの人生は短い!今この瞬間を大切にしながら一歩一歩、”コツコツ”成長していきましょう!

では、次の記事でお会いしましょう!! 

引用・参考動画

1. Gariben TV

このチャンネルは、筆者イチ推しのチャンネルであり、これから紹介する動画もここでみることができます。このチャンネルでは、有名なスピーチをもとに各動画が3-5分程度と短くまとめられていることに加えて、短時間で素晴らしいスピーチやインタビューの本質を学ぶことができます。このブログでもこれから大いにお世話になると思いますので、皆さんも”チャンネル登録”や”いいね”をよろしくお願いします。

しかも、有名な長いスピーチの中から、特に重要で面白い部分を切り取って紹介してくれるので、すごく効率的に英会話と、その内容について理解することができる最高のYouTubeチャンネルですので、実際に足を運んでみて、この動画だけでなく様々な動画を見てみてください。これほど英語学習に適した素晴らしいチャンネルは見たことないです!

私自身もこれまでの英語学習をすごく助けてもらったり、色々なことをこれまで学んできた過程で大ファンになり、皆さんにも知っていただき学習に活用していただきたいと思って、今回このような記事を書こうと思い至りました。

YouTube

このチャンネルは、英語勉強に必要な様々な種類の事を提供するために作られたチャンネルです。英語スピーチ、英語シャドーイング…

2.Youtube動画について 

Copyright Disclaimer Under Section 107 of the Copyright Act 1976, allowance is made for “fair use” for purposes such as criticism, commenting, news reporting, teaching, scholarship, and research. Fair use is a use permitted by copyright statute that might otherwise be infringing. Non-profit, educational or personal use tips the balance in favor of fair use.

► YouTube Fair Use: https://www.youtube.com/about/copyrig…
1) This video is for educational purposes.
2) This video modifies an original work by adding texts to the work.
3) This video borrows very small bits of material from an original work.
4) This video does not harm the copyright owner’s ability to profit from his or her original work.

3. トップ画像

WAVEFORM LAB

Steve Jobs がスタンフォード大学で卒業式の開会スピーチを行ったのは 2005年のことだ。伝記によると、妻の L…

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