必見!スティーブ・ジョブズの若かりし頃
「スティーブ・ジョブズ」
この名前を聞いて、知らない人はいないと思えるくらい有名な企業家。アップル共同創業者で、その言動やスピーチ、彼の人生全てが「伝説」として語り継がれるスティーブ・ジョブズ。
有名人のスピーチを取り上げていく上で、彼のスピーチは欠かせないものだと思います。その代表が、スティーブ・ジョブズが2005年、スタンフォード大学卒業式で語ったスピーチ。そのなかで、締めくくりの言葉として述べたのがタイトルにもある「stay hungry, stay foolish」でした。これは多くの若者や企業家、多くの人々へ衝撃を与えたんじゃないでしょうか。
しかし、今日紹介するのは別のスピーチです。これは彼がAppleを追い出された後に立ち上げたNeXTという会社を操業していた頃のスピーチ(大学講演での一コマ)である。その時に手厳しい質問を受けるスティーブ・ジョブズがどのような受け答えをしたのか、その回答がいかに素晴らしいものかを体感してみてください。
大学生の質問に答えるジョブズ
大学の講演会にて学生の鋭い質問に答えるジョブズ。その答えの中には、彼独自のビジネス論、人を育てる上での考え方、いろんな人がいる中でスムーズに意思決定していく方法などの様々なことを学ぶことができます。今回は、そのスピーチの前半を見ながら、様々なフレーズを紹介していきたいと思います。
スクリプトの下に、この動画を参考にした日本語訳を掲載しますので、深い理解のため合わせてご活用ください。スクリプト中の赤色の太文字になっているフレーズや表現をこの記事で細かく紹介していこうと思うので、動画視聴後も引き続きお楽しみください。
[動画タイトル]
彼を20秒以上考えさせた学生の質問|スティーブ・ジョブズ
[スクリプト “0:00〜1:30”]
学生(質問者)
What’s the most important thing that you personally learned at Apple that you’re doing at NeXT?
スティーブ・ジョブズ
Good question, …
(20秒長考ののちに続ける)
I’m not sure I learned this when I was at Apple, but I learned it based on the data when I was at Apple.
And that is, I now take a longer-term view on people. In other words, when I see something not being done right, my first reaction isn’t to go fix it.
It’s to say, we’re building a team here. We’re going to do great stuff for the next decade, not just the next year.
And so what do I need to do to help the person that’s screwing up learns, versus how do I fix the problem?
And that’s painful sometimes. And I still have that first instinct to go fix the problem. But that’s taking a longer-term view on people is probably the biggest thing that’s changed.
日本語訳は「➕」ボタンを押せば表示されます。
- 日本語訳
-
学生(質問者)
今NeXTを経営するにあたり、Appleを創業、経営していた時に学んだことの中で最も重要なことはなんですか?スティーブ・ジョブズ
非常にいい質問ですね。
(20秒長考ののちに続ける)私がAppleにいた頃にこれを学んだかは確かではありませんが、私がアップルで働く中で、データに基づきこんなことを気付き、学びました。
それというのは、現在私は人を育てる、一緒に働くということに関して長期的な観点から物事を考えています。つまり、何か上手くいっていないのを見た時、私の最初の反応はその問題を解決することではありません。
言わせてもらうと、私たちはNeXTという一つのチームを作っています。先1年間という短い期間の成果を出すことではなく、先10年素晴らしい仕事をすることをチーム全体として目指しています。
私は常にそのようなチームを作るために、会社として長期的に成功するは何をすべきかを常に考えます。誰かが間違いやミスを起こした時、彼らが失敗から学びしっかりと教訓を得るように導くか、私自身が問題をさっさと解決してしまうか。
難しい決断に迫られる時もあります。私はまだ自分でなんとかしてしまう癖がありますが、上記の理由からなるべく長期的な視点を持って人やチームを育てるようにしています。この考え方こそが、私がAppleで働いた時に学び、自分自身の中で最も大きく変わった事かもしれません。
フレーズ紹介
1. I’m sure:〜と確信している
“I’m sure〜”は「〜を確信している」「絶対〜だと思う」など、自分の言うことに自信がある事や確信している事を誰かに伝える時に使える言い回しです。
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- I’m sure that my boss is still in his office now.
- 上司はまだ会社にいると思うよ。
- I’m sure you will pass the entrance exam of the Uni.
- 君は必ず受験に合格すると思うよ。
- A:I finally got my Ph.D. in electronic engineering from the University of Tokyo.
B:I’m sure your family is very proud. - A:ついに東京大学で電気工学の博士号を取得したよ。
B:ご家族はとても誇らしいに違いないわね!
2. (be) based on:〜に基づく
“(be) based on”は「〜に基づく」「〜を基に」など、何か行動をとったり、判断をするに当たって「何を根拠にして」そのようにするのかを明示する時に使える言い回しです。
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- This movie is based on a true story.
- その映画は実話が基になってます。
- The price varies based on the material used, size and amount.
- 材料やサイズ、量によってね普段が変わります。
- A:Based on what did you reach the conclusion?
B:I came to the conclusion based on the data that I did by myself. - A:何を根拠に、その結論に至ったんですか?
B:自分が実施した実験結果(データ)を基に、このように結論づけました。
3. in other words:つまり、言い換えると
会話の中で何か要約する時や言い換える時に使えるフレーズです。ビジネスシーンや日常英会話でも頻繁に使用されるフレーズなので是非覚えて使ってみてください。
日本語訳は「➕」ボタンを押せば表示されます。
- In other words, you’re saying that we should sddress these issues as the first priority?
- つまり、これらの問題解決を最優先で行うべきだとおっしゃてるんですか?
- Get back home right now. In other words, you will miss your dinner if you are late.
- いますぐ帰ってきなさい!遅れたら夕飯抜きって事だからね。
- A:Why don’t you come to Ken’s birthday party!
B:I guess my mom will may not allow me to do it …
A:In other words, you’re telling me you’re not coming! - A:ケンの誕生日パーティーくるよね?
B:その件なんだけど、お母さんが許してくれないかも…
A:つまり、来れないって事ね?
4. screw up:失敗する、台無しにする
“screw up”の意味は「〜を失敗する」「〜を台無しにする」という表現を示し、フォーマルな表現というよりはスラングに近い表現になります。アメリカ英語でよく使われ、映画やドラマでよく聞くフレーズの一つだと思います。
日本語訳は「➕」ボタンを押せば表示されます。
- You screwed up our plan…
- 君は私たちの計画を台無しにしたよ…
- I screwed up the final exam.
- 期末テストしくじってしまった。
- A:I screwed up again. I’m sorry.
B:Don’t screw up next time!
- A:またやっちゃった…本当にごめん
B:次回は失敗するなよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
見た目が若いジョブズ、学生の受け答えを真剣にするジョブズ、その人となりを知ることができるだけでなく、その話の中から様々なフレーズを学ぶことができると思います。人生哲学やビジネスを学べるだけでなく、英会話も向上するなんで一石二鳥だと思いませんか?
今回は、「スティーブ・ジョブズ」のスピーチに登場する便利な英会話フレーズを紹介しました。続編(後半)も楽しみにしながら、「有名人のスピーチから学ぶ英会話」を楽しんで観てください。
「Life Is Short」
私たちの人生は短い!今この瞬間を大切にしながら一歩一歩、”コツコツ”成長していきましょう!
では、次の記事でお会いしましょう!!
引用・参考動画
1. Gariben TV
このチャンネルは、筆者イチ推しのチャンネルであり、これから紹介する動画もここでみることができます。このチャンネルでは、有名なスピーチをもとに各動画が3-5分程度と短くまとめられていることに加えて、短時間で素晴らしいスピーチやインタビューの本質を学ぶことができます。このブログでもこれから大いにお世話になると思いますので、皆さんも”チャンネル登録”や”いいね”をよろしくお願いします。
しかも、有名な長いスピーチの中から、特に重要で面白い部分を切り取って紹介してくれるので、すごく効率的に英会話と、その内容について理解することができる最高のYouTubeチャンネルですので、実際に足を運んでみて、この動画だけでなく様々な動画を見てみてください。これほど英語学習に適した素晴らしいチャンネルは見たことないです!
私自身もこれまでの英語学習をすごく助けてもらったり、色々なことをこれまで学んできた過程で大ファンになり、皆さんにも知っていただき学習に活用していただきたいと思って、今回このような記事を書こうと思い至りました。
2.Youtube動画について
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► YouTube Fair Use: https://www.youtube.com/about/copyrig…
1) This video is for educational purposes.
2) This video modifies an original work by adding texts to the work.
3) This video borrows very small bits of material from an original work.
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